その六

 初めて買う S社のペレットを抱え、帰宅。

まあ 原材料も同じようなものだし、急に違うペレットに切り替えても

不都合はないでしょう、と 早速 うさ吉の前に置いてみました。

「わーい、ごはんごはん〜♪」 と 嬉しそうに駆け寄って来る うさ吉。 

そしてその顔は ……ううっ という表情に。

 うさ吉はその後、3日間程 そのペレットを口にしようとしませんでした。

しかし 空腹には長く耐えられる筈もなく、5kgの袋がカラになるまでの

約3ヶ月、マズ〜いご飯を強いられることとなるのでした。 

ごめんよぅ うさ吉。

 S社ペレットが終了し、晴れてもとのY社ペレットを目の前にしたとき、

うさ吉は未だかつてない程のスピードで 喰らいついていました。

また いつ目の前からこの美味いペレットが消えるかわからない とでも

云わんばかりに。

 返す返すも うさ吉、私が悪かった。謝るよぅ。                                
 

うさうさのお部屋へ
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